この本の記載事項は痛快だ。
ちなみにキャリアポルノとは、自己啓発本をさしており、日本では一般的にはビジネス本
になるたぐい。
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フードポルノというのもあるようで、食べてないけどおいしそう、いいねというような
共感を得て満足感を得て欲望を満たすものだとのこと。
いわゆる、自己陶酔的な効果をもたらす本一般を指すともいえよう。
ちなみに、その手のポルノをよく読んでいる自分でも共感できる部分はある。確かに何冊
読んだからといって、偉くなるわけではないし、稼げるようになったかといえばそれも違う。
一種のカンフル剤のようなものなのだ。
それに頼りすぎてもどうかというのが本書の提言内容。
特殊な人が描いた本を読むことでそうなるか、なるのか？というのは言える。
アメリカでの社会的な背景から、キャリアポルノが売れており、日本での事情はというのを
書いている。その理由として日本人の競争好きが、集団の中でキャリアポルノに頼らざる
得ない状況になっているのではないかその競争主義が問題ではないかと指摘。
また労働対価の考え方などは、著者の今までの持論と一貫しており自分には同じ内容で
すんなり読めた。
さて、自分は別に目的なく読んでるし、こういうやついるよというので読むだけでもいいんじゃ
ないかなぁと思っている。
それでビジネスが成り立ってる社会なんだし、偽善なのだからありかなぁと思うけど。
それを指摘してあおるのもビジネスなのかもしれないなぁなんて考えたりして面白く読めた。