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電機・最終戦争―生き残りへの選択

         

日経の取材だけあって、いまの経済を代表する電機業界がかいま見れてくる。2012年
初頭の本だがいまの電機業界の歴史を見つめるのに良くまとまっていると感じられた。

電機・最終戦争―生き残りへの選択
電機・最終戦争―生き残りへの選択日本経済新聞社

日本経済新聞出版社 2012-01-25
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主な章別のタイトル
テレビはどこへ
液晶パネル大統合
激変、電子部品
活路を探る半導体
インフラで稼ぐ
小さな巨人になる
揺らぐ精密王国
復活への条件

一言で電機業界にといっても幅広い。本書は家電としてのテレビの急速な変化を描きながら
電子部品、いま、日本企業はどうなっていくのかを取材を通じて大手企業などの動きを中心に
描いている。
日本国内との確執や、EMSにより、そのときはコストカットが、最終的にバイングパワーの差に
つながったこと、サムソンの強大さなどから、一番手でなければというすごさを感じられる。
また、随所にでてくるiPhoneの圧倒的な物量などはすごいなぁと感じられた。

本書からの気づき
ルネサスの大いに言われていた器用すぎて貧乏は日本の企業の典型的な姿にも思える。
バランスをとれず技術偏重で利益までが厳しい。この転換期にいるんだなぁと感じられた。
知らなかったけれど、いまやHPはパソコンではなくて企業買収などの結果クラウド事業が
半分を超えるらしい。これはいままでの視点と違うし東芝とのスマートグリット関連での結び
つきは確かに納得がいく。

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2013年08月09日 22:49に投稿されたエントリーのページです。

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