ミンツバーグ教授のマネジャーの学校
実情をベースに、内省を行うことの方法と、そのメリットについて記載。
孤立しがちなマネジャーの実体を共感と共有の場により活性化させると言う
手法の原点を見れた気がした。
本書から「マネジャーは誰かに教えられるのではなく自ら進んでいくのである」
ミンツバーグ教授の マネジャーの学校 | |
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概要
ベースにある概念として、教授のいう「現場経験のない人にいくらマネジメント
教育を施しても無駄だ」と言うのがある。これを、これからマネージメントに
関わる人にとっての経験を上げるための場をつくるのによいと思われた。
思ったこと
日本でも、マネジャーは孤立し、価値観の難しさから、若手が敬遠するという
自体にはなっているのだろう。そんな中で、共に成長すると言う視点の
マネジャー像はより活性化につながるのではないかと考えられた。また日本に
なじむと言うのもそうだし、使えるんじゃないかなと感じられた。
主張
マネジャーに内省(リフレクション)を与えて、共有し動かしていく事
をするような組織に変える仕掛けが必要である。
また、それがコーチングアワセルフ(自らのコーチング)でもあるとする。
著者について
ミンツバーグ教授を義父に持つ方で、IT系のマネジャーをしていた。
そこでの経験をベースに、起業。
本書は3部構成で
筆者のベース
日本の組織のなれそめ
ミンツバーグ教授のコメント
となっている。これならできるよ、と思うのがベースなので使えるビジネス本
になっている。ただしここからの壁は厚いはず。これらの研修会社などと
協業していくことこそが一つのポイントもになるに違いない。
本書から
組織は熱意あふれる人間のコミュニティとなった時最もうまく機能する。
孤立した人材の集まりではうまくいかない。私は人的資源ではなく人間とい
う存在そのものである。人は人間として扱われたいものだ。