回転寿司の経営学
経営学の話は、後半1/3くらいなので、手軽に回転寿司の今と、これからを見ることが
できる。
回転寿司の経営学 | |
米川 伸生 東洋経済新報社 2011-09-16 売り上げランキング : 910 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみに、回転寿司協会は2011年の1月設立という。この背景を見ても、環境の厳しさ
や業界の設立という年数を感じ取れるきがした。
さて本書対象は、広く回転寿司のを知ってもらうことを目的にしているようで非常に読み
やすい。内容としては、回転寿司の歴史、今の成り立ちへと変化し、今の現状を描いて
いる。最後に経営的な話がでてきて、全般としては、なるほどなぁという雑学で締められ
ている。
本書の中で
意外だったのは回転寿司の原価率の高さだ。飲食業界において、一番ともいえよう。
その中以下に利率を上げるかは腕なのかもしれない。その事を踏まえて本書の主張がある。
本書から
「これまでの回転寿司にはシステム化によって進化をし続けてきた。これからは人間力に
よってさらなる進化を遂げてほしいと心から願う。」
ちなみに、業界3社のシェアは55%とのこと。意外にも中小企業の戦国という時代なの
かもしれない。厳しくなる、外食産業。ファミリー化を超え、高齢化の中で幅広く食べら
れる国民食としての回転寿司には期待したいと思えてきた。
ちょっと行ってみたくなった。
金沢の回転寿司は違うらしい。確かに回らないのも海鮮はメジャーだし、すごいのだろう。
回し寿司 活
寿司の美登利が回転寿司に進出とのこと。200円代値段と、ネタの大きさは、本家
由来とか。そもそも西武池袋店では、座席数73席で月商5000万という。すごい回転率だな。
こだわり回転寿司 まぐろ人
まぐろが築地市場からきているというグルメ系の回転寿司とのこと。一度食べてみたいね。