プロパガンダ
バーネイズの古典とも言われる本の新版。PRコンサルタントを広めるために作られた
と言えるそうだ。
内容は、プロパガンダの目的と説明からなり、終の章あたりは具体的な適用事例の説明
に利用されている。
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プロパガンダ=大衆 とのステレオタイプのような考え方が広く考えられてしまうが、
そうでないことを気がつかせてくれた。
著書の中では、一握りの勢力をもつものを喚起し、誘導して権威づけにつなげそして
広めていく手法が書かれている。
これを思ったときに、あー、まさにバズマーケティングだって同じじゃないか、アルファ
ブロガ-などの方法だって同じじゃないかと言うことを考えさせてくれた。
そう、時代が変わっても手法のベースは同じで、他社にどうするか、どう違いをを持たせる
かなのかもしれないのだ。
需要を喚起し作りだす時代と言われてしばらくなるが、このような広く喚起し伝えていく
社会に対する専任者の考えは見てとるべきなのかもしれない。
これが新しい競争社会で、ある形なのかもしれないなぁと改めて思った。
本書自体が、その目的を果たしているという点で、すぐれているだろう。またこの世界観は
80年近い歳月にもかかわらず有効であるとも言える。
本書から
自分が取った行動に関して、その行動の動機となったのが何だったのかと言う本当の理由に
気づいているひとはめったにいない。
また読み直したい。