電子書籍の衝撃
この本の何がすごいって言うのは、出版社との取り組みにある。内容は電子書籍と日本
出版業界の内幕を描いているのだけど、それでも、電子書籍とはどう捉えるのか、考えな
くてはいけない時期が来ていることを教えてくれる。
電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) | |
おすすめ平均 電子書籍難民のワタシ 時代の大きなうねりを解説する刺激的な本 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
アマゾン キンドル欲しくなったなぁ。。。
概要は
○ipad,キンドルの話
アビエント化
○音楽業界から見る、時代の流れ
エージェント契約
アマゾンのやりかた、アップルのやりかた
○セルフパブリッシング
グーグルの戦略とうまさ
○日本の出版文化
コンテキスト 記号消費
○未来を描く
この本を読むまで知らなかったのだけど、アマゾンで出版することが、こんなに簡単
になっているとは知らなかった。まるで、アップルの開発者を取り組みを見ているよ
うだ。
どっちに転んでも、アマゾンはうまくやる。ビジネスの仕組みを考えているのだ。
多分だからできることなのかもしれない。Appleだって負けていないなぁと思う。その
強者に挑もうというのだから。ただし、自分の土壌が分かってフィールドをやってい
るので、しばらくはこの戦いをみるのが楽しみだと思えた。
筆者が描くように、本という形態を活かした、書棚の使い方。これが新しい本の形態
とは確かに思う。自分もそうして読んで、推薦者になれたらいいなぁと思った。
ー>まずは、その一歩として、レーティングシステムと、しばらく毎の分類をしよう
かなぁと考えた。
なお出版社の話
ディスカバー21の社長は、非常に有名で、面白いかただと思う。だからこそこう
いう土壌があるのかも。
なお、この本は110円でダウンロードできる。新しい考え方なのだと思うしかない。
あらためて
この本を見ていると、紙の本は減るんじゃないかということを改めて再認識した。
ただし音楽CDのように無くなることはないと思う。ほんと、相対的に減るだろう
なぁと、ネットのような、この流通形態の方が明らかに効率が良いのだから。
この本にあるような、宝物としての本の形態は出てくるだろう。装丁という言葉に
合うように。