モサド―暗躍と抗争の六十年史 (新潮選書)
モサド、この名前を聞いて、すごい機関でなんでもありだなぁなんて思ったりしているとは
思う。ただし、その裏には政治的な駆け引きや、生き残るための手段としての闘争とも思える
すごい舞台裏があるんだなぁと感心した。
本書は、その設立と 導かなければ民は滅びる の一説にみる暗躍の歴史が端念に描かれ
ている。歴史家でも、大まかな中東史をしらなくても本書は読めると思う。ただし知っていた方
がより理解が深まると思う。
ハリウッド映画にもなったミュンヘンなどの舞台裏において報復の部分は考えさせられる。
これが国家によって行われていることが良しとするべきなのかどうかは、歴史を考えてもよい
とも悪いともいえなくなる。
この著者の背景はわからないけれど、これ自体が情報収集力でもあり、すごいと思いました。
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