リスクの正体
ブログ本。最近はやりのテーマべつで読みやすいからかもしれない。
内容は確率論というか、金融工学的な見知からのからの解説がベース。 ちょっとした
小論集みたいな感じだ。 予測とばくちは違うとか、なかなかわかりにくい概念を
どうやって生かすかを具体例を踏まえて記載している。 たぶん教育者だからこういう
事書けるのかも知れないなぁと思う。
本書の解説から。
地震対策に関して日本は先進国だ。金融面でもこうしたノウハウを蓄積すれば海外に
展開していく余地もあるのではないか。人の不幸につけ込むビジネスなどという批判は
的外れだ。
災害で多くの命が失われ、その後も長く苦しむ人がいるからこそ新たな工夫が必要だ。
リスクを逆に生かしてうまく対処する方法を身につけようではないか。
全く持ってそう思う。なかなか金儲けに考えてしまって良くない部分、ふたするところ
みたいな認知が広がっているが、こういうところは改善して行くべき点であろう。
証券市場、資本主義のなかで生きているからこそ、必要な尺度としての経済感覚を
強化していく必要がある。
金融工学と社会性の関わりについて学ぶべき点は多いはずだ。
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