クラウドの衝撃
クラウドコンピューティングに関しての解説本。
今読むと、ちょっと古いかなぁなんて気もしました。ただし、クラウドコンピューティングがどういう
考えで成り立っていて、どういう方向性に今後進むのかが記載されています。
わずか5台の例えはたぶんIBMのトーマスワトソンのパクリで言ってるんだと思うけど、、、
IT活用とか、今後のビジネスを見ている経営層ならお勧めできますが、実ユーザにとっては
ちょっと微妙な位置づけになるかもしれません。
考え方をシフトしていくことが、これからの社会に必要なことを教えてくれる様な気
がした。
どちらかといえば教育的な内容より敬啓層向けの内容として考えた方がよい。野村総研
だからのような気もする。
本文の引用から
本来、企業が情報システムを導入する目的はハードウェアやソフトウェアを所有する
ことではないシステムが提供する機能を必要としているからだ。クラウドコンピュー
ティングが改めて問いかける、適切なサービスレベルで必要な機能が利用できれば、
その構成や所在は問題ではないだろう。 という考え方は非常に理にかなったものだ。
システムの所在を明確にしなくてもサービスとしてのシステムの時代が来ている
と言うことなのかも知れない。この考え方を利用して、インスタントに活用できるシ
ステムを考えなくては、いけないだろう。
あと、エラーを許容するコンピュータに関しての記載は、今後なにを優先とすべきか
を明確にしなければ、なにもうやむやなビジネスになると言うことなのかもしれない。
この辺の考え方を許容していかに構成を作るかが重要な気がする。
ASPって言えばいいじゃんとかなってしまいそうなので。
たぶん実作業者で最初のとりかかりをしたいのなら後者の本で。
クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった | |
野村総合研究所 城田 真琴 おすすめ平均 クラウドコンピューティングの市場を分析する人におすすめの本 情報が若干古いと思います データは豊富。ゾクゾクするような主張・予言はない 世界にコンピュータは5つあれば足りる!? クラウドについてよく理解できる良書! Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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