アルファドックカンパニー
筆者(経済誌INCのインタビューアだそう。)は小粒でもしっかり稼動している、もしくはその先端
を走る企業をアルファードッグカンパニーとなずけ、その事例や、企業の特徴を紹介している。
この本の主題でもあるアルファードッグとは、犬ぞりレースで一番先頭をはしる、その先端を行く
犬を示す。そこからのネーミングとなる。
特に中小企業であれば社長の人柄が出やすいし、そのユニークな経営方針と展開を紹介する。
別にITだけが先端でもないし、ここに出てくるような靴下メーカ、パン屋さんハーレー販
売店など基本に忠実で、かつ一見無謀にも思える、事業戦略であっても、顧客を大切
にして、満足させるという視点は共通して感じられた。
大企業でなくても、また自社だからこそ、その中でいかに大事なものを見つけて育てて
いくか、そんな基本姿勢を描いていて大変共感が持てた。
幸せや企業の成長を外から探すのではなく、今、自らに中にあるものを気づき、大切に
するほうが、もっと有意義で大事だと気づかせてくれる。
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