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真夜中の5分前 SIDE-B

         

久しぶりに小説読破。2冊に分けること無いと思うんだけどね。

この小説を読むのは非常に重い。何というべきか。

人間はわかり合えるものでも、そういうものでも無いという気分にさせる。決して間違って
はいないけれど、恋愛なんて嘘なのだ。多分事実だと思う。他人はわかりあえない。幻想に
生きて幻想をもったまま死ねることは理想だ。そんな脱力感だけがクローズアップされる。

なんのために生きているのか、それを投影するには十分だとおもう。いつか死ぬ。そう、死
ぬまでの暇つぶしなのだ。そんな気迫だけが伝わって来て、すべての伏線になんかそういう
ことなのか、暗いな それで終わってしまいそうだった。
たぶん、自分を重ね合わせたりすることもあるだろう。そういう意味で振り返るにはいいの
かも知れない。なにかを。

ただこんなにうまく行く訳でもなし。人生とはそういうもの。

裏切りや、ドロドロがある訳じゃなかったけど。

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本多 孝好

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2007年08月23日 00:27に投稿されたエントリーのページです。

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