これは非常に重い。そしてなにをすべきか、いや何もできないという
深い現実感に襲われた。
著者は最終的に毒殺されていると言われているがかなりどの段階でも
信憑性があり政治的な側面や、ロシアの社会的な側面も踏まえて国家
と社会のあり方として本書には感嘆する。
いままで一面的なロシアもテロなんだー とかそんな風にしか見ていな
かった自分の無知と、踊らされていたのかという愚かなことに気づかさ
れました。
ジャーナリストとしてやるべきプロの仕事術も。読めば読むほど重くな
ります。でも久々に読後感がありました。一度、この現実を本を通して
でも見ておく必要があると思います。
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